産業副産物である製鋼スラグを用いて電波のエネルギーを熱エネルギーに変換して融雪する「融雪用発熱モルタルブロック」につき、以下を明らかにした。 1)製鋼スラグの焼成による電波吸収特性の変化傾向を明らかにした。2)製鋼スラグの粒径が電波吸収特性に及ぼす影響を明らかにした。3)電波発振器から融雪用発熱モルタルブロックに電波を伝送するための電波漏洩導波管につき、スリット厚さ、長さが電波漏洩量に及ぼす影響を明らかにした。 1)、2)より、融雪用発熱モルタルブロックに活用できる製鋼スラグの種類を増やすことができ、3)より、漏洩導波管上に設置される融雪用発熱モルタルブロックを均一に加熱できるようになった。
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