研究課題/領域番号 |
16K18216
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所 |
研究代表者 |
山田 大樹 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, 客員研究員 (20727648)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | イラン / エスファハーン / 再興計画 / アティーク広場 |
研究実績の概要 |
3年次において2018(平成30)年5月16日から5月26日に掛けて現地調査を行うとともに、2年次の調査結果について論文を作成し学会にて発表した。その成果は次の通り。 ①2018(平成30)年5月18日から5月21日にかけ、エスファハーンにて現地調査を行なった。イラン文化遺産・手工芸・観光庁(以下ICHHTO)エスファハーン支部の説明を受けつつ、歴史的市街区内の歴史的住宅(国文化財)の保全状況について8軒現地調査した。それに合わせて修復時に作成される図面や計画図書事例の提供を得た。 また、2年次末にキュレーターとして関与した実施した日本建築学会および日本建築文化保存協会主催(東京文化財研究所協力)の展覧会『変容する「都」<4+2> ~古代ペルシャから現代東京まで~』で使用したエスファハーン模型をICHHTOに返却し、その成果について報告した。 ②5月22日および23日に掛け、シラーズにて歴史的市街区の開発状況について現地調査を行なった。特に、サンゲ・シア地区内の歴史的建造物の保全と同地区の再生計画についてはシラーズ大学カベフェ・ファッタリ准教授、およびシラーズ市歴史文化地区再生局のファルザード・ゴヴァヒ氏にインタビュー調査を行なった。 ③2年次の調査内容をまとめた論文を投稿し、9月6日に2018年度日本建築学会大会(東北)にて発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
所属が変更になったため最終調査を延期としたが調査自体は概ね終了し、5月に予定通り調査を実施した上、論文発表も行なっている。さらには複数の学会等での研究発表も実施している。
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今後の研究の推進方策 |
今後は成果をまとめて論文にする予定である。当初予定になかった共著書籍への執筆も進めている。
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次年度使用額が生じた理由 |
これまでの調査研究成果をまとめ、公表するため。
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