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2019 年度 研究成果報告書

大工道具にみる東アジア木造建築技術史の基盤構築

研究課題

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研究課題/領域番号 16K18225
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 建築史・意匠
研究機関独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所

研究代表者

李 暉  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, アソシエイトフェロー (30772751)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード中国建築史 / 日本建築史 / 木造建築 / 造営技術 / 加工技術 / 大工道具 / 宋代 / 建築技術書
研究成果の概要

本研究では、中国と日本の伝統大工道具の調査を通して、古建築の造営技術を追求することを目指し、大工道具の現地調査と大工の聞き取り調査を中心におこなった。2016年からは、中国南部において調査を開始し、特定の大工道具について中国北部との相異を見出し、中国国内における比較研究を見通すことができた。
また現地調査の継続的な実施により、文献に対する理解を深め、中国宋代(960-1279)の建築造営における屋根修理、主要構造材の柱の修理、梁材の規格、製材工程などについて、論考を継続的に公表した。

自由記述の分野

建築学、建築史・意匠

研究成果の学術的意義や社会的意義

古建築を造り上げた道具の変遷は施工技術の発展を示している。大工道具の機械化・電動化とともに伝統的な技術が消滅しつつある現状のなか、大工道具に関する記録と研究は、極めて急務である。
大工道具の変遷や地域性を明らかすることができれば、中国国内の北部と南部においても、東アジアの木造建築文化圏に共存する中国と日本においても、木造建築の造営技術における相違の解明にもつながり、大きな手助けとなる。

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公開日: 2021-02-19  

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