研究課題
1) A. oryzae次世代型育種法の構築2017年度より実施していた糖代謝に関与する転写因子の一つ、AoXlnRの転写制御ネットワークの解析に関する研究成果(2018年研究実施状況報告書において報告済)の論文の作成、投稿を行い、BMC Genomicsに発表した。また、コウジ酸代謝に関与するKojRについてAoXlnR同様、ゲノムDNAより作製したライブラリーから標的タンパク質に結合できるDNA領域を選択濃縮することのできる手法であるgSELEXを実施した。今後高速DNAシークエンサーを用いた結合配列の詳細な解析を行う。また、一般にZn2Cys6型転写因子は細胞内で二量体を形成することが知られている。そこでgSELEXの手法のさらなる標準化のため、転写因子調製用のタグとしてGSTを導入することを試みた。A. oryzaeにおける菌核形成に関与するZn2Cys6型転写因子、AO090009000520(trsA)をGSTとの融合タンパク質として発現及び精製を行い、得られた精製GST-trsAが二量体を形成していることを確認した。さらに、この二量体化GST-trsAとA. oryzae ゲノムライブラリーを用いたgSELEXを3ラウンド実施し、現在、得られた選択DNAプールの高速DNAシークエンシングによる解析を行っている。2) DNA結合タグscCroの応用転写因子scCroをDNA結合タグとして用いてその評価と応用例を示した2018年度に得られた研究成果をBiosci. Biotechnol. Biochem.に発表した。さらに、このscCroと融合タンパク質として発現させたHRPの活性をBio-Layer Interferometry(BLI)法を用いてリアルタイムで解析する新規HRPアッセイ法を構築し、この研究成果をまとめた論文を現在投稿中である。
すべて 2019 2018
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件)
BMC Genomics
巻: 20 ページ: 16
10.1186/s12864-018-5375-5.
Biosci. Biotechnol. Biochem.
巻: 82 ページ: 1911-1921
10.1080/09168451.2018.1501265.