この研究の目的は、最近発見された自己加熱チャンネルが核融合プラズマ性能にどう影響するかを明らかにすることである。これまで検討していた自己加熱チャンネルは、電磁流体として記述されたプラズマにおいてのみ存在することが判明した。ジャイロ運動論モデルによればとアルフベン波とイオン音波の結合は高周波数帯域で事実上消滅してしまう。一方、(1)高速イオン励起アルフベン波の新しい分枝の存在(2)大振幅アルフベン波がテアリングモードに対し、線形安定な配位にもかかわらず磁気島を生成するという2つの発見があり、未知の加熱チャンネルの探索を行う動機付けとなった。その物理機構に関しては現在、研究中である。
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