研究課題
若手研究(B)
動物は無益・無害な刺激に長時間、暴露されると、刺激への反応を低下させる。これが馴化(慣れ)である。しかし、刺激が有益・有害である場合、動物は繰り返される刺激に応答し続けなければならない。このような、刺激への価値判断に応じて、馴化レベルが調節される神経メカニズムはほとんど未解明であった。本研究ではショウジョウバエの求愛行動において申請者が独自に確立した系をモデルとし、価値判断システムにより馴化レベルが調節される神経細胞群の一部を同定することに成功した。
神経行動学