研究課題
若手研究(B)
大脳新皮質の最深層である第6層は動物個体の運動中に神経活動が記録された例が少なく、その神経活動と動物個体の運動を関連付けることは、大脳皮質研究の喫緊の課題の一つである。我々は、動物の行動課題中に、一次運動野第6層の 2 光子多細胞機能イメージングを行った。赤色のカルシウム指示タンパク質であるRCaMP1.07を用い、脳表から800マイクロメートルほどの第6層でも安定した記録が可能となった。研究過程で開発した画像取得と揺れ補正の技術を用いた学術論文を発表した。
大脳皮質機能学