研究課題
若手研究(B)
緑内障は本邦における中途失明原因第一位の疾患である。本研究では、ATPなど細胞外ヌクレオチドに対する受容体の1つP2Y6受容体の異常が緑内障症状を誘導する事を発見した。P2Y6受容体は毛様体突起無色素上皮に発現し、眼房水産生を負に制御する事によって眼圧を下降させていた。P2Y6受容体欠損マウスは恒常的に高眼圧を示し、加齢に伴って視神経傷害や視覚機能低下などの緑内障症状を示す事が明らかとなった。
神経薬理学