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2017 年度 研究成果報告書

がん抑制性ニッチの実態とその誘導による新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K18420
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 腫瘍生物学
研究機関徳島大学

研究代表者

中村 信元  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 助教 (10511321)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワードmultiple myeloma / osteoblast / Pim-2 / PGC-1α / AMPK
研究成果の概要

前骨芽細胞株MC3T3-E1にBMP-2を添加して成熟骨芽細胞を作成しMM細胞と共培養したところMM細胞に時間依存性の細胞死を誘導し、MM細胞のミトコンドリア量とATP産生量を抑制しAMPKのリン酸化を誘導した。また、MM細胞のPim-2とともにミトコンドリア代謝調節因子であるPGC-1αの発現が低下し、AMPKがリン酸化した。以上より、未分化な骨髄間質細胞はMM細胞のPim-2発現を亢進しMM細胞を増殖させるが、分化した成熟骨芽細胞は、逆にMM細胞のPim-2の発現を抑制し、ミトコンドリアの機能障害やAMPKの活性化によるエネルギー代謝の攪乱を介しMM細胞に細胞死を誘導すると考えられた。

自由記述の分野

がん薬物療法学

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公開日: 2019-03-29  

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