• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 研究成果報告書

GISTにおけるKit活性の時空間解析: オルガネラのみで起こるがんシグナリング

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K18427
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 腫瘍生物学
研究機関東京理科大学

研究代表者

小幡 裕希  東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 講師 (20609408)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワード消化管間質細胞腫 / Kitチロシンキナーゼ / ゴルジ体 / PI3K-Akt経路 / STAT5 / Mek-Erk経路
研究成果の概要

消化管間質細胞腫 (GIST) は,胃・小腸・大腸の筋層に発症する肉腫であり,約85%の症例でKitチロシンキナーゼの活性化変異が認められる。そのため,Kit阻害剤イマチニブが治療薬として用いられるが,抵抗型Kitの存在が報告され,その制圧が喫緊の課題となっている。本課題では,GIST患者由来の腫瘍切片や細胞株を用い,イマチニブ抵抗性の有無にかかわらず,Kit変異体がこれまで考えられてきた細胞膜ではなくゴルジに分布し,そこでシグナルを発信していることを明らかにした。本研究は,Kitシグナルの時空間情報を明らかにし,治療薬の効果の正確な理解および新たな治療法の開発の一助となるものと考えられる。

自由記述の分野

腫瘍生物学

URL: 

公開日: 2019-03-29  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi