研究課題/領域番号 |
16K18463
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
大植 祥弘 川崎医科大学, 医学部, 講師 (70435014)
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研究協力者 |
岡 三喜男 川崎医科大学, 医学部・呼吸器内科学, 教授 (40223995)
黒瀬 浩史 川崎医科大学, 医学部・呼吸器内科学, 臨床助教 (30551139)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 肺がん / がん抗原 / 免疫療法 / 免疫チェックポイント分子 |
研究成果の概要 |
肺癌における抗体免疫療法の効果は未だ不十分であり、新たな免疫抑制機序の解明が重要である。今回、腫瘍浸潤T細胞のPD-1及びTIM-3の発現と腫瘍細胞におけるそれらのリガンドの発現を検討し、予後との相関を解析した。腫瘍発現PD-L1とGalectin-9及びがん精巣抗原のXAGE1は、TNM分類と独立した予後因子であった(HR:0.40, p=0.01)。 以上の結果から、腫瘍局所を詳細に検討することで、肺腺癌患者の予後が予測できる。また、腫瘍局所では、PD-1/PD-L1経路のみならず、TIM-3/Galectin-9経路が重要であり、それらを阻害するがん免疫療法の開発が重要である。
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自由記述の分野 |
腫瘍免疫学
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