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本研究計画は、新規ヒストンバリアントを軸にしたクロマチン動態の解析によって、細胞分化にともなう遺伝子選択機能の解明を目的とした。2015年にコンピュータを用いたヒストン様遺伝子の探索法を開発し、新規14種のマウス、およびヒトのヒストン亜種（バリアント）遺伝子を報告していたが、これらの極めて配列の近いヒストンバリアント群がもたらす分子メカニズムは不明のままであった。そのなかで、マウスにおける新規H3バリアントであるH3mm7が、骨格筋組織の正常な再生に必要であることを示し、論文報告を行った。また、これ以外のヒト新規ヒストンバリアントについては、共同研究の成果（論文発表３報）を得た。
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