研究課題
伊豆諸島の八丈島と八丈小島の間を移動するカラスバトの個体数と食物資源を1年間モニタリングし、その季節性を明らかにした。各島におけるカラスバトの個体数と島間移動個体数は夏に多く、特に八丈小島では夏にカラスバトの密度が非常に高く、活発な繁殖活動が確認された。カラスバトの個体数変動と島間移動の頻度は、本種の繁殖サイクルに関連していると考えられた。今回の調査結果の一部を国際会議におけるシンポジウムで発表した。伊豆諸島と小笠原諸島における本種の集団遺伝構造解析を行うため、現地において脱落毛のサンプリングを行い、分析に必要な数のサンプル収集を完了した。、標本の計測により、カラスバト及びアカガシラカラスバトの飛翔能力に関わる形態がことなることを見出したため、MIG-seq法による遺伝構造解析の結果と共に論文化することを予定している。また、アカガシラカラスバトの遺伝的多様性及び生息地の保全に関する総説を発表した。
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Ecological Research
巻: 34 ページ: 255-264
https://doi.org/10.1111/1440-1703.1062