mRNA上に連続したレアコドンや連続した塩基性アミノ酸配列などが出現するとリボソームによる翻訳伸長反応が停滞する。細胞はこの翻訳停滞を異常な翻訳と認識し、その異常mRNAに由来する新生ペプチド鎖の特異的分解機構(RQC; Ribosome associated quality conyrol)を誘導する。新生ペプチド鎖の分解機構であるRQC機構は、E3ユビキチンライゲースであるRqt1に依存しており、リボソームタンパク質であるS20の特異的ユビキチン化によって誘導される。本課題では、ユビキチン結合タンパク質を含む新規複合体(RQT複合体)の機能解析を行った。
|