分裂期染色体のプロテオミクス解析より、機能未知タンパク質MKT4が分裂期においてセントロメアに局在することを見出した。機能解析からMKT4が微小管依存的にスピンドルチェックポイントに関わることが示唆された。加えて、MKT4は分裂前期に最も強くセントロメア局在を示し、後期にはセントロメアから離脱していることが示唆された。また、本研究過程で、機能未知タンパク質ZNF518Bが、細胞周期を通してセントロメアに局在することを見出した。ZNF518Bは、相同タンパク質ZNF518A とともに、ペリセントロメアに局在するCENP-BとHP1に相互作用を持つことが示唆された。
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