研究課題
若手研究(B)
本研究では蛋白質結晶における圧力と分解能の関係を調べた.複数の蛋白質を用いて高圧力下でX線回折データを収集した結果,分子量が小さいほど加圧によって結晶性・分解能が向上していた.これは加圧によって蛋白質の水和殻が秩序化し結晶全体の回折能が向上しているためと推察される.蛋白質の種類や結晶化条件に依らず,低分子量であれば加圧によって分解能を向上させることが出来ると考えられる.
蛋白質結晶構造解析