研究課題
若手研究(B)
雄ラットの性行動の制御中枢である内側視索前核中心部(MPNc)において、性経験によって発現が変化する遺伝子を網羅的遺伝子発現解析によって探索し、候補分子であるVGFを同定した。組織学的解析により、性経験によって活性が上昇するMPNcのニューロンの一部がVGFを発現していることを明らかにした。VGFの発現をノックダウンするアデノ随伴ウイルスベクターを作製し、MPNcに投与して行動解析を行うことで、経験後の性行動の亢進にVGFが関与していることを示唆する結果を得た。
神経科学・神経内分泌学