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2018 年度 実績報告書

両生類における幼生型から成体型幹細胞への変換機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K18580
研究機関北里大学

研究代表者

田村 啓  北里大学, 理学部, 講師 (50458767)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード両生類 / 変態 / 幹細胞
研究実績の概要

両生類の変態では,尾の退縮や四肢の形成などのダイナミックな形態変化が起こる。さらに,血球や小腸では,それまで機能していた幼生型細胞が細胞死によって除去される一方,成体型の機能を持った細胞が増殖・分化することで成体型組織を再構成すると考えられている。しかし,成体型細胞は,どこから出現するのか,その機構は明らかにされていない。そこで本研究では,無尾両生類であるツメガエルの変態過程において出現する成体型幹細胞の起源,および変態過程でスイッチングする幼生型・成体型幹細胞の増殖・分化機構の解明を目的とする。本年度は,両生類の変態では,尾の退縮や四肢の形成などのダイナミックな形態変化が起こる。さらに,血球や小腸では,それまで機能していた幼生型細胞が細胞死によって除去される一方,成体型の機能を持った細胞が増殖・分化することで成体型組織を再構成すると考えられている。しかし,成体型細胞は,どこから出現するのか,その機構は明らかにされていない。そこで本研究では,無尾両生類であるツメガエルの変態過程において出現する成体型幹細胞の起源,および変態過程でスイッチングする幼生型・成体型幹細胞の増殖・分化機構の解明を目的とする。本年度は,DNA バーコーディング技術を用いて,幼生期の細胞をランダムに標識する方法の確立を試みた。これまでに,ツメガエルの培養細胞において,薬剤(ドキシサイクリン)誘導性のゲノム編集により,標的配列の編集を行った。今後,このシステムをもつトランスジェニックツメガエルを作製することで,幼生期の細胞が,変態後にどのような動態を示していくのか,明らかにすることが期待できる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] ツメガエルの筋組織リモデリングにおける新規ミオシン重鎖遺伝子クラスターの解析2018

    • 著者名/発表者名
      宮坂拓実,伊藤道彦,福井彰雅,高松信彦,田村啓
    • 学会等名
      第41回日本分子生物学会
  • [学会発表] ネオテニー動物アホロートルの副甲状腺ホルモン遺伝子の構造と発現解析2018

    • 著者名/発表者名
      加藤啓太,伊藤道彦,高松信彦,田村啓
    • 学会等名
      第43回日本比較内分泌学会
  • [学会発表] ツメガエル属の生殖巣形成における雌デフォルト構造 “mass-in-line”2018

    • 著者名/発表者名
      中西晋也,和田美加子,田村啓,三浦郁夫,高松信彦,伊藤道彦
    • 学会等名
      第43回日本比較内分泌学会
  • [学会発表] 変態過程での尾部のヒレが退縮する機構2018

    • 著者名/発表者名
      田村啓,北岸千明,高松信彦,伊藤道彦
    • 学会等名
      第12回ツメガエル研究集会首都圏大会(XCIJ-MA)

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公開日: 2019-12-27  

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