研究課題
霊長類や比較対象となる哺乳類からのゲノム試料や細菌叢試料のサンプル収集を継続するとともに、作成した細菌叢DNAライブラリの次世代シークエンサーをもちいた塩基配列決定と、バイオインフォマティクスによる分析をおこない、霊長類種内や種間のゲノム変異および細菌叢の多様性について知見を得た。いくつかの成果について、論文の作成をおこなった。
2: おおむね順調に進展している
本年度は初年度にサンプリングした試料に基づいて、計画通り、ゲノム・メタゲノムの塩基配列の解析および種内や種間での変異について分析することができた。
収集したゲノム・メタゲノムのデータに基づいて、表現型解析も踏まえた高次の分析と考察をおこない、論文を執筆する。
次世代シークエンサーでの分析のために物品費、霊長類調査のために旅費を請求していたが、一度の次世代シークエンサーでの分析のためには同時に多数のサンプル数を分析するのが効率的である。そのための十分なサンプル数がそろっていないと判断したため、次年度までサンプリングを継続し、それらのサンプル数の分析を次年度使用額から計上する予定である。
すべて 2018 2017
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
Gene
巻: 642 ページ: 343~353
10.1016/j.gene.2017.11.048
Mammal Study
巻: 42 ページ: 1~8
10.3106/041.042.0406
Scientific Reports
巻: 7 ページ: 13561
10.1038/s41598-017-13919-7