現代社会において肥満は深刻な問題として認識されている。そのため、肥満の予防・改善に有効な食品由来成分の同定及び機能解析は、国民の健康増進に寄与するうえで重要である。世界で最も食されている一つの野菜であるトマトは糖尿病のリスクを低減させることが知られているが、その作用機序については不明確な部分が多く残されている。本研究では、申請者はトマトに含まれる抗炎症成分に焦点を当て、研究を実施した。 本研究において、申請者らは多様な抗炎症成分がトマト中に含まれていることを見出した。また、これらが含有されるトマト抽出物をマウスに摂食させることで、炎症反応が抑制されることを示唆するデータを得た。
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