研究課題
若手研究(B)
中国半乾燥地の移動砂丘固定において、埋砂条件下で高い萌芽性と生存率を維持する小葉楊は重要な緑化樹種である。本研究では小葉楊が高い萌芽性と生存率を維持できる生理・生態的特性の検討を行い、以下の結果を得た。(1)小葉楊の萌芽発生は土壌深±15cmに集中した。(2)萌芽原基の発達は暗条件でも確認されたが、萌芽シュートの発達は明条件下が必須である。以上のことから、小葉楊が高い萌芽性を示すには他のPupulus属樹種と同様に、土壌深の低下が必要である。
樹木生理生態