EPA・DHAによるメラニンおよびメラノーマ増殖の抑制メカニズムを明らかにする目的で、蛋白質局在に着目し研究を行った。 EPAによるメラニン抑制は、メラニン合成酵素であるチロシナーゼ(Tyr)およびチロシナーゼ関連蛋白質(Tyrp1)の細胞膜局在が抑制されることで発揮されていること、DHAによる腫瘍細胞増殖抑制は、G2/M細胞の増加を伴う細胞周期の遅延によって引き起こされていることを明らかにした。 メカニズム解明のために低分子GDP結合蛋白質の発現および局在を解析したが、変化が観察されなかった。そこで、細胞骨格に着目し解析を行ったところ、EPAがF-actinを抑制することを見出した
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