本邦産Lavandula angustifoliaおよび中国産Ligularia vellereaが生育地依存的に異なる成分組成を有することを明らかにした.それらの抽出エキスのNMRメタボローム解析を実施した結果,前者は3群,後者は2群の成分タイプに分類され,その分類に寄与する指標成分を同定した.L. angustifoliaについては,抗酸化活性を有する芳香族成分のみに絞った地域性も明らかにした.また,Ligularia lamarumにおける成分組成,塩基配列,ならびに地理的分布間の関係性に多様なパターンが存在することを見出した.
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