生体内での中性脂質(コレステリルエステル (CE) とトリグリセリド (TG))の蓄積は、脂肪肝や肥満を惹起することから、その予防・治療法が求められている。本研究では、1) 中性脂質CEとTGを生成させる細胞評価系を用いて、微生物資源を対象にその生成阻害剤を探索し、2) 既に申請者の研究グループが発見してきたCE生成に関与するステロールO-アシル転移酵素2 (SOAT2) 阻害剤が脂肪肝発症動物モデルにおいて有効であるかどうかを検証し、3) 項目1) で発見した新しい微生物由来の機能分子の構造を明らかにし (4種8成分を発見)、その標的分子の解明を行なった。
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