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2018 年度 研究成果報告書

重合開始剤による乳がん治療薬の効果減弱の機序解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K18943
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 医療系薬学
研究機関岡山大学

研究代表者

河崎 陽一  岡山大学, 大学病院, 薬剤主任 (40582101)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード注射薬 / 重合開始剤 / エストロゲン感受性細胞 / エストロゲン様活性 / エストロゲン受容体 / エストロゲン応答遺伝子
研究成果の概要

乳がんの罹患率は上昇傾向にあることから、予防ならびに治癒率向上に対する研究は喫緊の課題である。本研究課題では、乳がんに対する重合開始剤の影響を明らかにするために基礎研究を実施した。その結果、重合開始剤は乳がん増殖に関係するエストロゲン受容体に作用することが示唆された。すなわち、すでに乳がんに罹患した患者に対してがん増殖を促進する可能性が示唆された。

自由記述の分野

臨床薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

乳がんの罹患者数は,増加の一途をたどり, 2020年までの部位別年齢調整罹患率の予測では第1位である。最も問題となるのは,他のがんと比較して乳がんの好発年齢は若いため子育て世代の患者が多いことである。このような背景から、乳がんの起因を解明することは重要である。本研究課題の成果では、重合開始剤は乳がん細胞に対してエストロゲン様活性を示すが、正常細胞に対してはその作用を有さないことが示唆された。このことより、重合開始剤自身に乳がん発がん作用はなく、すでに存在する乳がん細胞に対して増殖効果を示すことが示唆されたことから、乳がん罹患者は接触を避けるべきである。

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公開日: 2020-03-30  

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