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2018 年度 研究成果報告書

CYP3A5遺伝情報に基づくC型肝炎治療薬の適正使用を目指した薬理遺伝学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K18955
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 医療系薬学
研究機関岡山大学 (2017-2018)
国際医療福祉大学 (2016)

研究代表者

松本 准  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (60709012)

研究協力者 有吉 範高  岡山大学大学院, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 教授 (00243957)
藤吉 正哉  岡山大学大学院, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 准教授 (50751921)
中村 裕義  国際医療福祉大学, 薬学部, 教授
山田 治美  国際医療福祉大学, 薬学部, 教授 (70433620)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードCYP3A5 / CYP3A5*3 / CYP3A4 / 薬理遺伝学 / 薬物動態学 / C型肝炎 / HCV / C型肝炎治療薬
研究成果の概要

C型肝炎は、C型肝炎ウイルスが感染することで発症するウイルス性肝炎である。近年、C型肝炎治療薬の発展は目覚ましく、次々と新しい薬物が開発されている。一方で、これらの薬物の薬価は極めて高く、各患者に最適な治療薬を選択することが重要である。本研究では、各個人における薬物代謝酵素CYP3A5の遺伝子配列の相違に着目し、一部の新規C型肝炎治療薬においてはCYP3A5遺伝情報がその効果を規定できる可能性を有していることを初めて明らかにした。

自由記述の分野

薬理遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、多くの新規C型肝炎治療薬が上市されたが、それらの効果の個人差を規定することができる明確な因子は特定されていない。本研究の成果により、CYP3A5遺伝情報が一部の新規C型肝炎治療薬の個人差を規定できる要因となり得ることが初めて明らかになった。また、本研究では対象としなかった他のC型肝炎治療薬についてもCYP3A5遺伝情報が有用である可能性もあり、今後CYP3A5遺伝子型に基づいて各患者の薬物治療の個別適正化が図れる可能性が考えれられた。

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公開日: 2020-03-30  

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