本研究では、水晶体特異的な水チャネルであるアクアポリン0 (AQP0) の物質透過能および、細胞接着能について検討した。 (1)物質透過能解析は、AQP0を恒常的に発現させたL細胞(L-AQP0)および、アフリカツメガエルの卵母細胞を用いて検討した。その結果、AQP0は水だけではなくアスコルビン酸を透過することが明らかとなった。また(2)細胞接着能解析の結果、L-AQP0とベクターコントロールあるいは、L-AQP0とAQP1安定発現L細胞の間で接着は認められなかったが、L-AQP0同士の組み合わせでのみ接着細胞が観察された。
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