研究課題
若手研究(B)
蛍光染色またはPAS染色を用いた半自動の三次元再構築方法を考案し、0日齢、21日齢、70日齢の精細管の三次元再構築を各3例行い、生後発達におけるマウス精細管の本数・分岐・長さ・走行・相互関係を明らかにした。また、精子形成が開始した場所と精子形成の波を三次元で明らかにし、精子形成に関わる空間的な偏りを明らかにした。
生殖生物学
マウス精巣の形態の詳細を明らかにすることは精巣研究の基盤となり、多くのデータを定量的に扱うことを可能にする。本研究により、生後発達における精細管の本数、長さも含めその三次元構造が定量的に明らかとなった。また、精子形成が開始した場所と精子形成の波の詳細を三次元で明らかにすることができた。今後は、正常および病的なヒト精巣の三次元構造の詳細も明らかにし、診断・治療を見据えた正確な定量解析を可能にしていきたい。