Xenopus tropicalis由来のTwo-pore Na+ channel 3(XtTPC3)について、2つの電位センサードメインの果たす役割の違いについて電気生理学的手法を用いて解析を行った。XtTPC3においては2つの電位センサードメインのうち主にドメイン2がチャネル全体の電位依存性に寄与していることが解った。また、XtTPCは長期の脱分極刺激によって電流量が増大するという特性を持つが、これがホスホイノシチドに依存していることを解明した。さらに、このホスホイノシチド依存性にはドメイン1のS4/S5リンカーおよびS6領域に存在する正電荷のクラスターが重要であることが解った。
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