アファディンとその結合分子マギンのノックアウトマウスを用いた解析により、PAJ分子がシナプス形成・維持を担い、その機能を制御していることが明らかとなった。一方で、シナプス結合及びPAJは、マウスを対象とする場合、実験的飼育環境下での加齢に予想外に強い抵抗性を示すことが明らかとなった。加齢に応じてPAJ分子集積の量的変動は認められたため、今後機能に対する影響を詳細に解析する必要があると考えたため、長期間飼育したこれらのノックアウトマウス、及びPAJ分子の集積に影響があるとされる実験モデル系における、シナプス結合及び機能の維持に果たす役割を解析する環境を整備した。
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