cGAMPの腫瘍内活性化によるマクロファージの腫瘍内浸潤にはSTING/IRF3/IRF7経路を介してI型IFNsが誘導されることが重要であることが示唆された。次に、骨髄キメラマウスを用いた解析によって、腫瘍内の骨髄球形細胞以外にも血管内皮細胞や間質細胞によって産生されるI型IFNが重要であることが示唆された。以上のことから、cGAMPによってSTINGを介して腫瘍内を活性化することによってI型IFNsが誘導され活性化マクロファージが大量に腫瘍内浸潤し、抗腫瘍免疫応答が活性化されることが明らかになった。
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