医学英語教育の問題点とされている人的資源の欠如(医学の専門的内容と英語の語学的内容)の双方をバランス良く指導できる教員が少ない)を克服する持続可能な教授法開発の一助となると共に、今回作成されたプロダクトとしての医学英語教材は、国籍・バックグラウンド・所属の全く異なる複数の留学生の貢献によって開発された、汎用性の高いものとなっている。 大学教育のグローバル化を背景として、受入・派遣される交換留学生の数は増加の一途をたどっているが、これまで医学領域において、受入した留学生を起用して教授法・教材を開発するような研究の例は少なく、本研究の学術的・社会的意義は、大変、大きいものと期待される。
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