研究課題/領域番号 |
16K19169
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
神谷 哲治 東北大学, 医学系研究科, 技術補佐員 (70772416)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 漢方 / シミュレーション教育 / 漢方臨床推論 / シミュレーションカード |
研究実績の概要 |
研究目的:本研究では、漢方教育の新しい手法として、漢方医学への理解を促進することを目的に実臨床において役立つような漢方臨床推論用シミュレーションカードを開発する。また、その妥当性を検証した上で実際に教育現場で使用し、その教育効果を検討することを目的とする。 研究計画:令和2年度の研究計画はこれまでに開発した漢方医学シミュレーション教育手法が実臨床に貢献できたかを明らかにする。最終年度までに得られた研究結果に基づき、学会発表を行うとともに論文の執筆、投稿を行い、ホームページに内容を公開する。 研究実績:令和2年度は漢方教育の基本的な概念である「気血水」を学ぶツールとして作成した35項目の自記式体質チェックアンケートの精度をアンケート項目から漢方専門医が下した学生の気血水診断を予測するモデルを作成し、その予測モデルの妥当性を計算して、アンケートの内容や精度を検討した。具体的には2017年度から2019年度にかけて、医学部第5学年臨床実習にて東北大学病院漢方内科を選択した学生123名(女性16名)のアンケート結果を集計した。4名の漢方専門医はアンケート結果と他の身体所見から総合的に6種の気血水診断(気虚、血虚、陰虚、気滞、血お、水滞の有無)を下した。集計したアンケート結果を説明変数としてロジスティック回帰分析を行い、専門医の診断を予測するモデルを作成した。その後、2020年度の25名のアンケート結果を用いて、モデルの妥当性の検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
理由 研究全体の準備は完了しデータ解析まで行い追加のデータ解析まで終了した。
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今後の研究の推進方策 |
データの解析は終了しているので、これまでに得られた研究結果に基づき、学会発表を行うとともに論文の執筆、投稿を行い、ホームページに内容を公開する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍における研究中断と学会の中止など対外的な発表が困難となったために研究計画を延期せざるを得なくなったために次年度使用額が生じた。本年度は論文投稿のための英文校正や投稿料、学会発表などの旅費に使用する予定である。
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