漢方医学の理解を促し実臨床に役立つ漢方臨床推論用シミュレーションツールとして自記式体質チェックアンケートを作成した。また実際に教育現場で使用した結果を踏まえて更に精度を上げるために学習用データを用いて最も予測精度の高くなる閾値を検討してその妥当性を検証した。今回は基本的に日本漢方・中医学教科書を参考に作成したものの、その内容については十分な精査をしていなかった。本研究の結果を受け、より適切な問診項目を取捨選択することで診断精度を上げられるよう、検討を行い、新たな体質チェックアンケートを作成した。今後はさらにデータを収集し、数理的・医学教育的により適切な体質チェックアンケートを作成する。
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