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2018 年度 研究成果報告書

白血病細胞純化システムを用いた急性骨髄性白血病の新規予後因子探索

研究課題

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研究課題/領域番号 16K19193
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 病態検査学
研究機関京都大学

研究代表者

松尾 英将  京都大学, 医学研究科, 助教 (80769737)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード白血病 / 予後因子 / レーザーマイクロダイセクション / 次世代シークエンス / CXCR4 / G-CSFR / CCND3 / CDK4/6
研究成果の概要

血液塗抹標本より血球形態に基づいて白血病細胞を純化する新しい手法を確立した(Int J Hematol. 2017;106(1):55-59.)。また小児急性骨髄性白血病(AML)の低リスク群において、CXCR4遺伝子高発現が予後不良因子となることを明らかにした(Pediatr Blood Cancer. 2016;63(8):1394-9.)。さらに小児・成人MLL再構成AMLにおいて、新規CCND3遺伝子変異を同定し、CDK4/6阻害が有望な治療法となること、共存変異の存在が予後不良因子となることを明らかにした(Blood Adv. 2018;2(21):2879-2889.)。

自由記述の分野

血液腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

急性骨髄性白血病(AML)の予後は、遺伝子・染色体異常等に基づく治療層別化により改善してきた。しかし、依然として難治・再発例がみられ、それらの予後は不良であるため、さらなる治療層別化につながる新規予後因子の同定が必要である。本研究により新規予後因子・治療ターゲットが同定され、さらに、より正確な予後因子解析を可能とする手法が開発されたことで、今後AML患者の治療成績向上に寄与すると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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