研究実績の概要 |
平成30年度の予定は、1、CD4+細胞におけるTh17/Treg遺伝子であるFOXP3、TGFB、IL1BのmRNA定量、2、CD4+細胞におけるTGFB,IL1B遺伝子メチル化率の測定であった。昨年度に引き続き、検体採集を行っており、HD重症群、GD難治群については予定数に到達したが、HD軽症群、GD寛解群については現在も収集中である。予定通り、検体収集と並行して、メチル化測定及びmRNA測定を行っているが、現在有意な差はでていない。また、Th17/Tregの分化に関わるターゲット遺伝子を探索するため、文献検索から候補遺伝子(IL15遺伝子等)を選択し、一塩基多型の頻度測定も行っている。今後は、引き続き測定を続行していくが、メチル化ターゲットを絞って測定するのではなく、次世代シークエンスやマイクロアレイによる網羅的な測定が必要であると考えられる。
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