研究課題/領域番号 |
16K19239
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
佐藤 英介 杏林大学, 保健学部, 学内講師 (00439150)
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研究協力者 |
磯辺 智範 筑波大学, 医学医療系, 教授 (70383643)
山本 哲哉 横浜市立大学, 医学部, 教授 (30375505)
只野 喜一 杏林大学, 保健学部, 助教 (20759443)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 中性子捕捉療法 / 非侵襲的モニタリング |
研究成果の概要 |
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)では,「腫瘍内のホウ素分布は均一である」という前提で治療計画が立案されている.しかし,実際の腫瘍内ホウ素分布は不均一であり,患者に投与される線量は正確ではない.本申請者は,非侵襲的なMR装置を用いて,腫瘍内ホウ素分布を評価する手法の確立を目指した. 本研究では,ポリエチレングリコール(PEG)の分子量および濃度を調整して腫瘍ファントムを開発し,その特性(繰返し性,再現性,経時変化)を評価した.その結果,臨床で報告されている腫瘍と同等のADC値を高い精度で取得できることを明らかにした.
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自由記述の分野 |
中性子捕捉療法,磁気共鳴画像
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ホウ素中性子捕捉療法の治療効果は,腫瘍内のホウ素量とホウ素分布に依存する.ホウ素分布を高い精度で評価できない場合,がん治療に用いる放射線量が過剰もしくは過少に評価され,治療効果に影響が生じる.そのため,腫瘍内のホウ素分布を高い精度で評価する必要がある.MR装置は空間分解能が非常に高く,放射線を用いないため非侵襲的である.非侵襲的なMR装置を用いて腫瘍内ホウ素分布を高い精度で評価できれば,中性子捕捉療法の治療効果を高めることに加え,患者の被ばく低減につながる.本研究結果は,非侵襲的なMR装置を用いて腫瘍内ホウ素分布を高い精度で評価できる可能性を示唆している.
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