研究成果の概要 |
本研究では、学童期の子どもの有機リン・ネオニコチノイド系農薬に対する曝露と、児のADHD傾向との関連が検討された。採取された尿サンプルから有機リン系農薬代謝物(DMP,DEP,DMTP,DMDTP,DETP,DEDTP)、ネオニコチノイド系農薬(ジノテフラン、ニテンビラム、チアメトキサム、クロチアニジン、イミダクロプリド、チアクロプリド、アセタミプリド、アセタミプリド代謝物)を測定し、これらの濃度が児のADHD傾向のオッズ比を上昇させるかが検討された。ロジスティック回帰分析を実施した結果、DMTPの濃度とADHD傾向との間に、一部、有意な関連が観察された。
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