研究課題
若手研究(B)
本研究では、微小粒子状物質(PM2.5)の成分の複合曝露が、生体・免疫応答の始動イベントに関わる細胞である気道上皮細胞、抗原提示細胞等に及ぼす複合的影響を明らかにすることを目的とした。PM2.5成分の作用点は様々で、成分によって、単独で影響を示す場合と、複合曝露によって、相加相乗的な影響を示す場合があった。PM2.5成分は、気道上皮細胞や抗原提示細胞に対して単独あるいは複合的に影響を示し、呼吸器疾患の悪化に関与しうることを見出した。
環境毒性学