| 研究課題/領域番号 |
16K19279
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| 研究機関 | 産業医科大学 |
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研究代表者 |
永田 昌子 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 助教 (70525469)
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| キーワード | 労働生産性 |
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| 研究実績の概要 |
疾病による労働生産性が低下している状態という概念（プレゼンティーズム）が注目されている。プレゼンティーズムを軽減させる職 域・産業保健での活動が求められている。現在、プレゼンティーズムの測定は、個人の主観的な評価で測定されており、基準概念妥当性の検証が不十分との指摘がある。
昨年度に実施した健康的な成人を対象とした予備実験を受け、フィールドを提供いただける企業への説明を引き続き行うなかで、自企業の従業員の個別の労働生産性に着目し、オフィスワーカーの従業員各個人の生産性を客観的に数値で評価し、各従業員にフィードバックしている企業と遭遇した。企業で定義するオフィスワーカーの生産性と自覚的な労働生産性と認知機能検査などの客観的指標の３つを比較することは、プレゼンティーズムの妥当性を検証するために、大きな意義がある。当該企業で働く従業員は自身の労働生産性についてフィードバックを受けることで、他企業より、自身の労働生産性を直面し、意識する職場であり、本研究の対象者として適切と考えられた。
そのため、研究計画を一部修正し、自覚的な労働生産性と認知機能検査の相関を検討していたが、それに加え企業が定義する生産性の指標の３つを比較することを決定した。各個人の評価と直結する数値を取り扱うこととなるため、倫理委員会での再審査を受け、その企業からの協力が得られやすい2018年度春の実施と、実施時期をずらし、本研究の準備を整えた。研究対象者への説明に必要な資料準備、ウェブ上で簡便に実施ができる認知機能検査、アンケートフォームの作成を行った。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究計画を一部修正を行い、倫理委員会の再審査、フィールドである企業の希望を考慮したため、研究の実施が遅れた。
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| 今後の研究の推進方策 |
遅れてはいるものの2018年5月に研究実施が可能であるため、研究の取りまとめを迅速に行う予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
研究実施が遅れたため、使用額が少なかった。しかし、2018年5月に研究実施のため、予算を使い切る予定である。
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