研究課題
若手研究(B)
サリン誘導体BIMPによるNF-kBの活性化が確認された。その知見をもとにアセチルサリチル酸により培養細胞レベルで毒性が阻害されたことを見出した。この結果は、神経ガスによるテロなどが起こった際の治療に大いに役立つ知見だと考えられる。また、阻害剤を用いて、毒性発現の分子メカニズムについて検討したところヒストンH3のユビキチン化が確認された。それに付随してメチル化DNAの現象も確認された。この結果は、近年注目されている、脱ユビキチン化酵素の阻害剤の開発につながる結果だと考えられる。
分子生物学
サリン誘導体BIMPによるNF-kBの活性化が確認された。その知見をもとに特定の既知のNF-kB阻害薬を用いて解析を行ったところ培養細胞レベルで毒性が阻害されたことを見出した。この結果をもとに動物実験レベルでの毒性の阻害剤を探索しており一定の成果が得れている。これらの成果は神経ガスによるテロなどが起こった際の治療に大いに役立つ知見だと考えられ社会的意義の非常に大きい国際平和に貢献する成果だと考えられる。