研究課題
若手研究(B)
遺体中の幹細胞は再生医療や法医診断に有用かもしれないが、その特性は不明な点が多い。脂肪由来間葉系幹細胞 (脂肪幹細胞) は多分化能を持ち、また低酸素環境でも比較的長期間生存可能であることが報告されている。そこで、本研究ではヒト遺体中の脂肪幹細胞は採取、培養可能かどうかを確認することを目的とした。腋窩脂肪組織を法医解剖時に採取し、酵素処理を加えることで脂肪幹細胞を含む細胞群を単離した。この細胞を培養し、増殖させた後、特性解析を行った。
法医学