miRNAアレイ解析で、脈管侵襲陰性症例と比較し、陽性症例で有意に発現強度が高かったmiR-144-3p、miR-451a、miR-551b-3p、miR-486-5p、miR-10b-5pの5つのmiRNAを同定した。TargetScan、IPA解析などをおこない、直腸カルチノイドの脈管侵襲に関わるmiRNAとして、miR-144-3p、miR-451aが同定された。miR-144-3pはPTENを、miR-451aはp19をtargetとし、標的遺伝子の発現を抑制することで、遊走能、浸潤能を上昇させることが示唆された。
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