ヒトiPS細胞由来肝前駆細胞(hiPS)の網羅的な表面分子の検討より、サイトカインとしてEpidermal Growth Factor(EGF)、Neuregulin1(NRG1)の添加が増殖性に重要であった。また、足場材料としてラミニン511のFragment上にて培養することで、hiPS/ES細胞由来肝前駆細胞の高い増殖能を維持でき、フィーダー細胞として使用していた胎児繊維芽細胞を代替可能であることを見出した。これらの条件を検討することで、hiPS細胞由来の長期肝前駆細胞の培養系を確立した。
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