研究成果の概要 |
PAHマウスおよびShamマウスにCaリーク抑制薬ダントロレンを経口投与し、右室圧を測定、心筋細胞のサイズ測定、Caトランジェント観察、固定してanti-CaM, anti-GRK5, anti-HDAC4,5, anti-p-HDAC4,5の抗体にて免疫染色を行った。その結果ダントロレンの経口投与は肺動脈圧に影響を与えなかった。ダントロレンの経口投与群では心筋細胞サイズの縮小を認め、肥大が抑制されていた。さらにRyR結合CaMの減少も抑制されていた。このことからダントロレンがRyRからのCaMの解離を抑制することで、肥大を抑制した可能性が示唆された。
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