ネフローゼ症候群に対する新規治療の標的候補分子を探索するため、次世代シーケンサーRNA-Seq法を用いて、ネフローゼ症候群モデルラット糸球体で発現が変化している分子の網羅的解析を行った。発現変化した分子群を用いたGene Ontology (GO)、KEGG pathway生物学的統計法での解析、並びに病態モデルでの発現動態解析により、Rap1 signaling pathway関連分子、Hmgcs2、Lnpep、Ptar1、カルシウムイオン活性化型陽イオンチャネルTRPM4、がネフローゼ症候群に対する新規治療標的候補分子として有望であることを示した。
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