我々は本邦から報告のある早期発症で重篤な運動症状、認知機能低下、精神症状を呈する家族性PDの一つであるG51D αsyn変異に着目し、このタンパク質を繊維化(αsyn fibril)し、脳内投与マウスモデルの検討を行った。このマウスモデルは従来の野生型αsyn fibrilマウスモデルと比較し、強いp-αsyn陽性凝集体形成と緩徐進行性の黒質DA神経細胞の変性を示した。またαsyn凝集体を貪食したミクログリアやオリゴデンドロサイトにαsyn凝集を認めた。(Hayakawa H,et al. Movement disorders.2019)。
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