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2018 年度 研究成果報告書

免疫異常が鍵を握る自律神経疾患における新規自己抗体の探索と病態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K19515
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 神経内科学
研究機関熊本大学

研究代表者

向野 晃弘  熊本大学, 医学部附属病院, 特任助教 (50754173)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード自己免疫性自律神経節障害 / 抗自律神経節アセチルコリン受容体抗体 / 自己免疫性消化管運動障害
研究成果の概要

抗自律神経節アセチルコリン受容体(gAChR)抗体陽性自己免疫性自律神経節障害には本邦においてアカラシア、麻痺性イレウス、慢性偽性腸閉塞症(CIPO)などの重篤な消化管運動障害を来す症例があることがわかってきた。自己免疫性消化管運動障害として米国で提唱された概念で、抗体介在性の自己免疫疾患で抗gAChR抗体も含まれる。食道アカラシア、CIPO症例の臨床評価を行い、血清を収集して抗gAChR抗体測定を行ったところ、アカラシアでは21.4%、CIPOでは50%が本抗体陽性であった。

自由記述の分野

神経免疫学、自律神経学

研究成果の学術的意義や社会的意義

食道アカラシアと慢性偽性腸閉塞症の症例も多くは自律神経障害を有することが判明した。これは自己免疫性消化管運動障害と抗自律神経節アセチルコリン受容体抗体に関する本邦における初めての研究で、これをJournal of Gastroenterology誌に論文として報告し、国内複数の学会で発表した。第28回日本神経免疫学会学術集会ではYoung neuroimmunologist Awardを受賞した。

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公開日: 2020-03-30  

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