パーキンソン病原因遺伝子Parkinはユビキチンリガーゼをコードし、ミトコンドリアの品質管理に関与することが知られている。しかし、Parkinの変異によりドーパミン神経が選択的に変性する分子機序は不明である。そこで、ドーパミン神経、グリア特異的にParkin依存的にユビキチン化される分子を、BioUb6-BirAシステムとショウジョウバエを組み合わせて探索をした。さらに、新規に単離されたパーキンソン病原因遺伝子CHCHD2の結合タンパク質の探索を、ヒト培養細胞を用いて実施し、ミトコンドリアマトリクスタンパク質p32を同定した。p32とCHCHD2との結合の生理的意味は、ハエモデルで検討した。
|