複数の遺伝性パーキンソン病患者由来iPS細胞をドパミン神経に分化させドパミン神経機能異常を見いだすことで、ドパミン神経特異的疾患モデルを確立し、病態解明と治療法開発に繋げることを目的に研究を行った。主な成果として、①高純度なiPS細胞由来ドパミン神経誘導方法の確立。②PARK2細胞由来ドパミン神経のミトコンドリア異常の高感度検出方法を確立。③PARK2/4/6/8/9を用いてそれぞれオートファジー異常、アルファシヌクレイン蓄積、細胞脆弱性の検出方法の確立。④PARK2/6-ドパミン神経特異的なリン酸化ユビキチン化シグナル異常検出。これらの結果は適宜学会で発表し、一部は国際誌に報告した。
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